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多田先生の休日Smooth Jazz

さいたま市の新居の前に立つ多田先生
さいたま市の新居の前に立つ多田先生

年を重ねるごとに、耳に心地よいアダルチックな音楽を好むようになってきました。たまには「少女時代」の“Gee”などを思わず口ずさんでしまうこともありますが、大好物なのはSmooth Jazzというジャンルです。これは、ジャズなんだけれどもイージーリスニングの発展系ともいわれ、一言でいえば、BGMとして使われやすいお洒落な音楽ということになります。こういった音楽を週末の深夜に、バーボンをオンザロックでなめながら、ヘッドホンで聴く。それは、忙しかった1週間に区切りをつける、ささやかな儀式となるのです。

高校時代に私はビッグバンドジャズをやっていました。担当はサックスだったので、当時流行っていた渡辺貞夫やThe Squareの曲をコピーしては、毎日練習に明け暮れていたものでした。ですから、そのころ好んで聴いていた音楽というのも、クロスオーバー、フュージョンなどと呼ばれたインストルメンタル系だったわけです。当時は、なかなかレコードを買う余裕がなかっただけでなく、貸しレコード屋でもそのようなジャンルのものはあまり見つからなかったので、マニアックな友人からカセットテープを借りたりして情報を集めていました。また、NHKFMの「クロスオーバーイレブン」という番組で、そういった曲を多く聴くことができたので、エアチェックしては好みの曲をカセットテープにダビングして楽しんでいました。その後、メディアがレコードからCDに変わったころ、歯科大を卒業して多忙な日々が続いたためか、いつしか、FMなどもあまり聴かないような生活になってしまい、テレビから流れるポップスなどが自分のライブラリーの中心に変わっていったのでした。

留学中のニューオーリンズでのスナップ
留学中のニューオーリンズでの大晦日に
(1995年12月31日)

90年代にアメリカに滞在しているとき、何気なくチューニングを合わせたFM局が、わたし好みの心地よい曲を延々と流していることに気づき、調べてみたところSmooth Jazz専門のローカル局であることがわかりました。Smooth Jazzというジャンルも、その時に初めて知ったのですが、日本では著名ではない様々なミュージシャンが良質の楽曲をたくさん作っていることに驚き、毎日、仕事が終わって帰宅してからは、ラジオをつけっぱなしにして、ずっとそのFMを聴いているという生活を送っておりました。それ以来、Smooth Jazzに注目する私の音楽ライフが続いているのです。

日本ではSmooth Jazz専門のFM局はないため、残念ながらこのジャンルの音楽を気軽に楽しむということはできませんが、私はパソコンを使ってネット通販のアマゾンにアクセスし、カスタマーレビューを参考にしては月に1枚程度のペースで新譜や中古のCDを購入し、落ち着ける時間を探しては携帯音楽プレーヤーで楽しんでいます。高校時代から30年が経過していますが、便利な世の中になったものだとつくづく思う今日この頃です。

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